2011年9月18日日曜日

外出専用機のHDDをSSDに換装するです

この約2ヶ月間、外出専用機のGateway EC19C-N52C/SではずっとDebian GNU/Linux(squeeze AMD64)を使ってきたですが、全く何も不満は無かったです。少なくとも外出専用機では、メーカー製OS用にしか用意されていないアプリを使う必要に迫られることは一切無く、「SDHCカードから起動するDebianで何も問題は無い。xfceを採用したこともあって、個人的には非常に使い易い。もう、WindowsをインストールされているHDDを取り外して、外出専用機を軽量化するなんてことを考えても良いのでは」という気分になっていたです。
...なのに... 「HDDは衝撃に弱いので、持ち歩くモバイルノートはSSDにしたいです。SSDに換装して、これにWindows 7をインストールするですぅ」とか突然思って、ポチったのがコレ。

HANA Micron Forte K2 64GB HMSM064G-20のバルク品。コントローラはIndilinxのBarefoot。金属製の筐体で安っぽさは感じられない。





換装は簡単。3本のネジでHDDに取り付けられているマウント用金具を外してSSDに取り付け、このSSDをパソコン本体に取り付ける。





CrystalDiskInfoの結果。Trimに対応している。








OSクリーンインストール直後の
CrystalDsikMarkの結果。BIOSでSATA ModeはAHCIになってるです。







いちおう、Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。







この後、Dataram RAMDiskを設定。メモリを4GB(2GB×2)にした際に、ページングファイル無しに設定していたですが、今回、ユーザ環境変数TEMP/TMP、システム環境変数TEMP/TMP、IEの「インターネット一時ファイル」の場所を RAMDisk上に用意したフォルダに変更したです。
外出専用機では、標準のブラウザをGoogle Chromeにしてるですが、キャッシュの置き場所は、起動時に --disk-cache-dir="フォルダ名" で指定すれば良いらしい。RAMDisk上にフォルダを用意した上で、デスクトップにあるGoogle Chromeのショートカットにこのパラメタを追加すれば簡単。
ちなみに、Mozilla Firefoxの場合は、わざわざキャッシュ用フォルダを用意したり指定したりしなくてもメモリにキャッシュを置けるらしくて、
  アドレスバーにabout:configと入力してEnter
  browser.cache.disk.enableの値をfalseに変更
  browser.cache.memory.enableの値をtrueに変更
  browser.cache.memory.capacity(もし無ければ作る)の値を-1(物理メモリサイズに合わせて自動的に値を設定)に変更
で良いらしい。これは結構効果的のようで、Firefoxをインストールして使っているSONY VAIO Z(VPCZ11AHJ)で試したですが、確かに速くなったです。

SSDに換装したものの、Windows 7はほとんど起動することなく、Debianばかり使ってたです。今月、Debianにカーネルアップデートがあったようで(情けないことにaptitude -y upgradeを実行して放置していたので気付かなかった)、initrdが再構築され、/boot/grub/grub.cfgも更新されたです。このアップデートの実行中、Windows 7がインストールされたSSDはもちろん外出専用機に搭載したままだったので、意図せず自動的にデュアルブート設定されちゃったのでした。(^^;