2016年8月10日水曜日

Windows 10にアップグレードしたです:新旧比較編


メモリとSSDを入れ替えて、Windows 10 Pro 64bit Anniversary Updateをクリーンインストールしたわけですが、何か変わったのか、何も変わっていないのか、いちおう確認する、ってだけなのです。体感的には何も変化が感じられないので、OSが提供するインターフェイスが変わっただけなのか、数値で確認してみたかっただけなのです。
CPUはIntel Core i5-4590S、マザーボードはASUSTeK H97I-PLUS、UEFIのバージョンは7月時点の最新版(2704)で、UEFIの設定は、デフォルト設定からEPU Power Saving Modeを有効化してCSMを無効化しているだけ、電源プランは「バランス」ベースで休止状態とハイブリッドスリープとHDDの 電源OFFを無効化しただけです。これらはOSのアップグレード前と同じなのです。アップグレード前と後で異なる点は、次の通りOSとパーツで、ドライバと追加アプリのバージョン以外はほぼ同じなのです。

旧環境 : OS:Windows 8.1 Pro 64bit、メモリ:Team DDR3-1600 8GBx2(11-11-11-28 1T)、SSD:Samsung 840 EVO 120GB(RAPID ModeはON)
新環境 : OS:Windows10 Pro 64bit Anniversary Update、メモリ:Crucial Ballistix Sport DDR3-1600 8GBx2(9-9-9-24 1T)、SSD:Samsung SM951 NVMe 256GB(PCIe 3.0x4接続)、SM951冷却用80mmファンを追加

 新環境でCPUID CPU-Z x64を使って、CPUやメモリを確認。
 新環境でCrystalDiskInfo 64bitを使って、SSDを確認。
 旧環境でCINEBENCH R11.5 64bitを実行した結果。
 新環境でCINEBENCH R11.5 64bitを実行した結果。「build 9200」って、仕方ないですがOSの情報ちゃんと取得できていないです。CPUは変わっていないので、スコア誤差の範囲です。
 旧環境でCINEBENCH R15 64bitを実行した結果。
 新環境でCINEBENCH R15 64bitを実行した結果。OSが「Windows 8」になってるということは、やはりOSの情報ちゃんと取得できていないです。もちろん、スコア誤差の範囲です。
 旧環境でCrystalDiskMark 5.1.2 64bitを実行した結果。RAPID ModeがONなので、スコアは爆速のです。
 新環境でCrystalDiskMark 5.1.2 64bitを実行した結果。









ベンチマークの結果よりもずっと気になるのは、消費電力なのです。

 旧環境のアイドル時の消費電力。ワットチェッカーに接続されているのはPC本体のみで、右に見える電源ケーブルはディスプレイのものなのです。
 旧環境のアイドル時にLANケーブルを抜くと1W減ったですが、ディスプレイケーブル/USBキーボード/ワイヤレスUSBマウスのドングルを抜いても、これ以上減らなかったです。システムディスクCrucial RealSSD C300UEFIのバージョンが今よりも古かった時期に、電源以外のケーブルを全て抜いたところ、17Wまで減ることを確認していたので期待してたですが。
 新環境のアイドル時の消費電力。23~24Wの間をうろうろですが、23Wの時の方が長いです。SM951+追加ファンですが、追加ファンは常に1500rpm以上で回っていることもあって、もう少し高い値が表示されると思っていたです。
 新環境のアイドル時に電源以外のケーブルを抜いた結果。







 そういえばWindowsエクスペリエンスインデックスというのがあったな~、と突然思い出して、こちらを使って確認したです。

 旧環境で使用していたSamsung 840 EVOをUSB接続して、昨年末のSSD交換時に自動的に採取されたと思われる(意図して実行した記憶はないですが、ファイル作成日時を確認すると、SSD交換・OSインストール後に3度も実行されていたです)C:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore\日時 Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xmlを読ませた結果。どうして「一番低いサブスコア」が5.6になる? 瞬間風速的なものか、Samsung 840 EVOの書き込み速度は妙に速いのです。

 新環境で「winsat formal -restart clean」を実行することで作成されたC:\Windows\Performance\WinSAT\DataStore\日時 Formal.Assessment (Recent).WinSAT.xmlを読ませた結果。




 Windows 10 Anniversary Update適用後も正常動作していたはずのFlexible Renamerが、今日はなぜかハングアップ連発で泣きそうになったですが、プロパティで「互換性のトラブルシューティングツールの実行」をクリックすると正常動作して、あぁ良かったぁ~ホッとしたぁ~、なのです。

2016年8月6日土曜日

Windows 10にアップグレードしたです:設定編(2)

前回の設定編で書き忘れたことがあったことと、Windows 10 Anniversary Updateが降ってきたので適用したら少々困ったことも起きたので、設定の続きのです。

Windows 10のアップグレード/インストール後は、ちゃんとライセンス認証されているか、 確認するです。
 8月3日(水)夜にAnniversary Updateが降ってきたのを確認したです。出先で使っているデスクトップPC(自宅メインPCと同じくWindows 10 Pro 64bit、有線接続)朝一でAnniversary Updateが降ってたので適用したです。でも、自宅の外出専用機(ノートPC、Windows 10 Pro 64bit)と、管理を任されている出先のノートPC(Windows 10 Home 64bit、無線接続)には、未だ降ってこないのです。まあ、こちらを使って手動適用すれば良いのですけど

 自宅メインPCにAnniversary Update適用完了、再起動するのです。
 Windows UpdateでAnniversary Updateを手動ダウンロード・適用して、「システムファイルのクリーンアップ」とPiriForm CCleanerを使ってゴミファイルを消したのですが、ディスク使用量は、Windows 10をクリーンインストールしてゴミ掃除した直後よりも減少して10GB程度になったです。ちょっと意外。



 

 Anniversary Updateは大規模アップデートなので、いろいろ変わっているんじゃないかなー、と思って改めて「設定」を細かく見直したのですが.... やはり見直して良かったみたいなのです。「設定」内の各設定で、オン/オフボタンがかなり増えてるみたいだし。

 リモートアシスタンスもリモートデスクトップも、Anniversary Update適用前から無効にしていて現在も無効なのに、なんでココにチェックが付く? 一体どうしたいの? バグ? チェックを外してウインドウを閉じても、再確認するとチェックが付いたままなのです。
 Windows Searchサービスが実行中.... Anniversary Update適用前に停止させて、インデックス情報も全て消したのに。





そして完全にハマったのが、サードパーティ製セキュリティ対策ソフトなのです。Windowsのサインイン直後にはサードパーティ製セキュリティ対策ソフトスプラッシュウインドウ表示されるし、タスクマネージャー確認しても常駐しているのは明らかなのですが、「設定」を確認するとなぜかWindows Defenderが有効になっていて、通知領域(の隠れインジケータ内)にはサードパーティ製セキュリティ対策ソフトのアイコンだけでなくWindows Defenderのアイコンある(ふつうはサードパーティ製セキュリティ対策ソフトがインストールされるとWindows Defenderは無効化されるはずですが、一部サードパーティ製セキュリティ対策ソフトWindows Defenderが有効になっているためにインストールに失敗する、という現象何度も見たので、Windows Defender無効化した後にサードパーティ製セキュリティ対策ソフトインストールする方がハマらないのかも)、続いて、コントロールパネル > システムとセキュリティ > セキュリティとメンテナンス > セキュリティ を確認すると、やはりWindows Defenderが「ウイルス対策として認識されている、そしてサードパーティ製セキュリティ対策ソフトの管理ウインドウを開くと、一部のセキュリティ機能が無効化されており、どうやってもこれを有効化できない、という具合なのです。サードパーティ製セキュリティ対策ソフトを修復インストールしたのですが解決しないので、一旦完全にアンインストールして、PiriForm CCleanerを使ってゴミファイルとレジストリの掃除をして再起動させた後、改めて新規インストールすることでやっと解決したです。将来の大規模アップデート適用時同じような目にあうのかも....

ところで、以前のWindowsには「PrefetchとSuperfetchを無効化することでSSDへの書き込みを減らす」というワザがあったですが、Windows 8以降はSuperfetchの機能が拡張されているらしく、自分もPrefetch/Superfetch、そしてReadyBootの有効/無効はあまり意識していなかったです(説明こちら)。ただ、ベンダー提供のSSD用のツール内にはPrefetch/Superfetchに関する設定があるので、ちょっと確認してみたのです。

  まず、出先のデスクトップPC(Windows 10 Pro 64bit)。システムディスクはIntel製SSDで、Intel Rapid Storage TechnologyIntel Solid State Drive Toolboxはインストール済Anniversary Updateも適用済です(環境によって結果違うかもしれないです)。

「最適化されています」なのです。レジストリエントリHKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session manager\Memory Manager\Memory Management\PrefetchParammetaersの「EnablePrefetcher」の値は、3になってたのです。
 レジストリエントリHKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\WMI\Autologger\ReadyBootの「Start」の値は、0になってたです。
 Superfetchサービスは実行中なのです。







ふーむ.... では、Samsung Magicianではどうなのか。我家の外出専用機(Windows 10 Pro 64bit、Anniversary Update未適用)は、Samsung 840 EVOがシステムディスクということ最新版のMagicianをインストールしているので確認してみるです(環境によって結果違うかもしれないです)

 Magicianのインストール・再起動直後。レジストリエントリ HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session manager\Memory Manager\Memory Management\PrefetchParammetaersの「EnablePrefetcher」の値は、やはり3なのです。
 レジストリエントリHKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\WMI\Autologger\ReadyBootの「Start」の値は、1なのです。
 Superfetchサービスは実行中なのです。



 



 では、Prefetch/Superfetchを「非アクティブ化」してみるです。レジストリの値は変わるのか、Superfetchサービスの状態がどう変わるのか。

 レジストリエントリ HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session manager\Memory Manager\Memory Management\PrefetchParammetaersの「EnablePrefetcher」の値は、3のままなのです。
 レジストリエントリHKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\WMI\Autologger\ReadyBootの「Start」の値は、1のままなのです。
でも、Superfetchサービスは無効化されたのです。







搭載しているSSD対応するツールが、そのSSDに適した設定をするあるい適した設定を提案をする、ということなのでしょうかね。現時点では、OS任せ、ベンダー製ツール任せでも構わない気がしているです手動設定は面倒だし設定に拘るとハマりそうだ今使っているSSDが故障する前に、ずっと優れた製品比較的手軽に入手できるように(たぶ)なってるだろう


 Windows 10にMozilla Firefox 48.0をインストールしたのですが、 Firefoxの拡張機能Clear Consoleの「Clear all & restart」が効かなくなってしまったのです。「オプション」「about:config」の設定を確認したのですが、自分が手動変更した部分は、Anniversary Update適用前に使っていた47.0.1時と変わっていないのです.... Firefoxのバージョンが上がって適合しなくなってる

2016年8月1日月曜日

Windows 10にアップグレードしたです:設定編

Windows 10のクリーンインストールですが、Media Creation Toolを使って作成したUSBメモリを使ったです。システムディスクがNVM Expressということで、インストール前にUEFIを少し弄る必要があるのかもと思ったですが、何もしなくて大丈夫だったです。インストール自体は、Windows 8/8.1と特に変わったところはなかったみたいです。インストール直後のセットアップですが、位置情報などマイクロソフトに情報を送信する設定はすべてオフにしたです。


 左がインストール直後のディスク使用量、右がドライバとセキュリティ対策ソフトをインストールしてWindows Updateを適用した後のディスク使用量。





ここからは自己流の設定をしていくです。基本的に、設定の確認、個人的に余計な設定と思えるものを無効にして若干だけど軽量化する、ディスク書き込みの機会を減らす、個人的にはゴミとしか思えないものを消してディスク使用量を減らす、といったことを目的にした作業になるです。ただ、これを徹底的にやるのは面倒だし、環境によっては何か問題が起きてしまうこともありそうな気がるので、ほどほどにしておくのです。

 「システムのプロパティ」の「リモート」で、リモートアシスタンス接続を許可しないようにするです。今まで使ったことがないので。左が初期設定、右が設定変更後。
 「システムのプロパティ」の「システムの保護」で、復元を無効化するです。復元するほどのダメージを受けてる場合は、クリーンインストールするので。確認するとデフォルトで無効化されていたです。
 「システムのプロパティ」の「詳細設定」で、設定を変更するです。
 左が「起動と回復」の初期設定、右が設定変更後。修復オプションはいちおう表示させたいし、自動的に再起動するとエラーの表示が見れないダンプファイルの書き込みは拒否したいのです。
 左が「パフォーマンス」の「視覚効果」の初期設定、右が設定変更後。"スクリーンフォントの縁を滑らかにする"だけにチェックを入れるです。アニメーションやスライドして表示させるより、いきなりポンッと表示されるが体感レスポンス的に良くて嬉しいので。
 「パフォーマンス」の「詳細設定」の初期設定。ページングファイルのサイズがシステム管理サイズになっているです。
 メモリは16GB積んでいて、これが不足するようなケースは自分の使い方ではちょっと考えられないので、"ページングファイルなし"に設定するです。
 「システムのプロパティ」の「ハードウェア」で、デバイスマネージャのボタンをクリックするです。
 いちおう不明なデバイスがないか、確認するです。
 「システムのプロパティ」の「コンピューター名」で、コンピュータ名を変更するです。

 「システムのプロパティ」での設定変更は以上なのです。
 次は「フォルダオプション」。「プライバシー」の項は全てチェックを外して、「消去」ボタンをクリックするです。履歴を溜め込むような設定は要らないのです。
 「フォルダオプション」の「表示」でも設定できるですが、エクスプローラーを開いて「表示」をクリックする方が早くて簡単かも。上が初期設定で、下が設定変更後ですが、"ファイル名拡張子"と"隠しファイル"にチェックを入れるです。拡張子が表示されないと落ち着かない(UNIX/Linuxを使って育ったから?)し、プロファイル直下のAppData内を弄ることもちょくちょくあるので、隠しファイルが見えないと面倒なのです。

 各ドライブの「プロパティ」の「全般」を開いて、一番下にある「~インデックスを付ける」のチェックを外して、「適用」ボタンをクリックするです。ファイルの整理はきっちりできているので、ファイルを探す機会など無いのです。
 「変更をドライブ、サブフォルダーおよびファイルに適用する」のラジオボタンをオンにして、「OK」ボタンをクリックするです。このあと、エラーダイアログが表示されたら、「すべて無視」をクリックするです。
 
そしてWindows Searchサービスを停止させ、インデックス情報を消すです。説明と手順はこちらなのですが、Windows 8.1を使っていたときにバッチファイルを作っていたので、これを管理者権限で実行するです。

sc.exe  getkeyname  "Windows Search"
sc.exe  config  "WSearch"  start=disabled
sc.exe  stop  "WSearch"
cd  C:\ProgramData\Microsoft\Search\Data\Applications\Windows
del  /P  /F  *.edb
del  /P  /F  edb*.*
rd  /s  Config
rd  /s  GatherLogs
rd  /s  Projects


 次は「電源オプション」なのです。デフォルトは個人的にはあまり都合が良くないので変更するです。




その前に休止状態を無効化するです。説明と手順はこちらなのです。次のコマンドを管理者権限で実行するです。

powercfg.exe  /hibernate  off
powercfg.exe  /availablesleepstates


 左が上記コマンドの実行前、右が実行後なのです。ハイブリッドスリープと休止状態が無効になるです。
 左側にある「電源プランの作成」をクリックして、自分に都合の良い電源プランを作るです。
 ここまでの設定で、ディスク使用量を10GB減らせたです。
 Cドライブの「プロパティ」の「ツール」を開いて、「最適化」ボタンをクリックするです。
 システムドライブがSSDとして認識されているか、最適化がスケジュールされているか、確認するです。






Trimが有効になっているか、確認するです。説明と手順はこちらなのです。次のコマンドを実行して「DisableDeleteNotify = 0」が表示されることを確認するです。

 fsutil behavior query DisableDeleteNotify

 不要ファイルをごっそり消すです。各ドライブの「プロパティ」で「ディスクのクリーンアップ」をクリックするです。そして、ウインドウ下にある「システムファイルのクリーンアップ」をクリックするです。

 全てチェックを入れて「OK」ボタンをクリックするです。
 この後、PiriForm CCleanerでファイルとレジストリを掃除した後のディスク使用量。12GB以上減ったです。









後はインターネットオプションの設定変更とフォントの変更なのです。後者は、「Windows10 フォントが汚いので一発変更!」というフリーソフトを使うと良いです。ただ、Windows 10の標準フォントのYu Gothic UIは、23"~24"以下のフルHD液晶でDotByDotではホントに汚くて呆れたですが、28"の4K液晶でテキストサイズを150%になっている我家では酷く汚いとも言えない感じなのです。まぁこれはお好みでどうぞなのです。

 実はまだまだ設定変更した方が良いと思うところはあるです。特に「設定」の中にある「プライバシー」内の各設定しっかり確認して、適宜変更するです。

 


ちなみに、外出専用機もWindows 10にアップグレードしたのですが、異様に重くて焦ったです。外出専用機はMicrosoft アカウントでログインして設定を進めていたのですが、重い原因はどうやらOneDriveのせいだったようで、OneDriveを停止させるとサクサクになったです。


なぜかMozilla Thunderbirdだけタイトルバー部分が水色になるです。テーマをインストールして使うと水色にはならなくなったのです。